いやな、いい生徒

この前実家に帰ったときに、小学5年&6年のときの学級通信が出てきた。私は自他共に認める「優等生」だった。先生の期待する答えを予想して巧みに答える子ども。優秀な感想文、優秀な日記として、私が書いた文章が学級通信にたくさん載っていた。きれいごとをこれでもかというほど並べ立ててある。ある意味すごい。こんなにキレイゴトがさらさら出てきたなんて。そしてなにより、それをいささかの恥ずかしさも胡散臭さも感じずに平気で書いていたなんて。当時の自分が「カッコいい」と思ってた言い回しもそこら中に出てきて、気分が悪い。優等生になりたかった、というより優等生である自分が好きだったしいい気分だった。ナルシスト小学生。その頃から、評価されることに対する神経質なまでの敏感さを持っていたのだろうし、それがどんどん増幅されていったんだと思う。あの学級通信はあんまり人には見せたくないなぁ。あまりに恥ずかしすぎる。