どうして刹那的な関係を求めてしまうのか。今はそれが理解できる。そこに愛がなくても、少しの間でも、自分を抱きしめてくれて、受け入れてくれて、必要としてくれて、かわいいと言ってくれて、一緒にいてくれる。救われたような気がするんだろう。人肌の力…

身体目当てだと、思っていた。「君の事は素敵だと思ってた」なんて、絶対にキレイな嘘だと思ってた。私は女たらしにまんまと引っかかって傷ついたんだと思ってた。でも、今は信じられる。きっと私のことを、三番目なりに好きでいてくれた。一緒にいるときは…

もう一度、ずっと。どうしてこんなに求めてしまうんだろう。満たされる。素敵な気持ちになる。愛おしいという言葉がぴったりくる。いつも優しさをいっぱいにして接してくれる。この人は、私を利用しようとはしない。傷つけることは絶対ない。多くを求めるこ…

ずっとずっと凹んでいた。自分の状態が自分でもよく分からないのに、ただ逃げ出したかった。自分の殻を堅くして、閉じこもることで自分を守ろうとしていた。それくらい、自分は弱いと、周りは敵だらけだと、錯覚していた。私の内面に踏み込んできそうな人は…

仕事のためではなく、恋人をつくるためではなく、ただただ、会って話すことだけを目的とした飲み会。それ自体が目的でありそれ自体で充足している飲み会。それが私は大好きだ。好意に満ち溢れているから。評価もないし、役割もないし、期待もない。前にも後…

自分のやり方に不満をもたれるのがすごく怖い。人間性まで否定されたような気になるからだ。全ての面で認められ好かれたいと思ってしまうから。それが私の苦しみをいつもいつも生み出している。

多分、助けを求めることとからだを許すことが限りなくイコールに近いから、怖い。からだを許す覚悟なく軽々しく誘うことはできない。相手がどう思ってるのか、読ませてくれない。させてくれれば誰だっていいのか、私だからこんな風に優しくしてくれるのか。…

私の胸の中を探しても、愛情の欠片が見つからない。優しい気持ちになれなくて、いやなところばかりが目に付く。一生結婚できないんじゃないかって、不安になる。完璧を求めすぎるから。もうこのままではいられない。でも、捨てる勇気もない。薬指に馴染みす…

こんな気持ちが取り戻せてよかった。また大切だと思えるようになってよかった。あのとき彼の気持ちを踏みにじるようなこと言わなくてよかった。肌が触れ合うとそこから愛が生まれるような錯覚。その錯覚に今はだまされていよう。

人格が分裂しそうだ。苦痛なことを、楽しいふりして頑張らなきゃいけない。いつも監視されている。足りないと咎められる。そうならないために、必死で自分をだます。大丈夫、大丈夫……。時折涙が出てくる。それでも声を張り上げる。本当に耐えられなくなった…

今までほんの少しの批判や不満を恐れすぎてきた。完璧に評価され、完璧に好かれることを求めていた。評価が少しでも傷つき揺らぐことを恐れていた。だから、苦しかった。 「批判は信頼の裏返し」 少し気持ちが楽になった。ううん、私はまだ皆に好かれている…